昨今では、「交通事故専門」のように、特定分野を「専門」として掲げる法律事務所が多く見られます。
確かに、「専門」と言えば聞こえは良いかもしれません。しかし、実際には、経営の効率化という弁護士側の都合にすぎないことが少なくありません。
実際の事件においては、特定分野に特化していることよりもむしろ、オールラウンドに様々な問題に対応できることの方が、依頼者にとってより良い結果につながる場合が少なくありません。
例えば、「離婚」紛争の体をなしている事件であっても、本質的な問題は「税金」であったり、あるいは派生的に「刑事事件」に発展したりすることもあります。また、「企業法務」について言えば、「財務・会計・税務」や「経営」の視座が企業発展のために不可欠である以上、法律専門家といえどもこれらの知見を十分に有していなければ、真に意味のあるリーガルサービスは成し得ません。
そうであるからこそ、当事務所は、特定分野にのみ特化することなく「オールラウンド」に様々な問題に対処できることを重視します。
所属弁護士は、様々な分野・案件についてオールラウンドな対応を可能とする体制を維持すべく、常に知見の涵養に努めています。